内視鏡調査
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給水・給湯管の内視鏡調査
劣化の進行状況を診断調査の上、報告書にまとめ、提出致します。
給水・給湯管の劣化


長年給水管を使用すると錆やヌメリ等、また給湯管には緑青等が蓄積します。
そのまま対策をとらずに劣化が進行すると、赤水の発生や漏水事故を引き起こす事になり、給水・給湯管を交換しなくてはならなくなります。
給水・給湯管の調査
現在、ご使用の給水・給湯管を調査し、管種を調べると共に、劣化の進行度を報告書にまとめ提出します。



築年数の浅い段階で劣化が進行していない状況であれば、
まず給水管内の洗浄をご提案いたします。
貯水槽は年1回以上の清掃が義務
マンションなどの集合住宅では貯水槽(受水槽・高架水槽等)に一度水を溜めて各戸に供給する方式が主流です。
その貯水槽は年に1回以上の清掃が義務づけられていますが、貯水槽から各住戸まで水を供給している、水道管は何も保全していないのが現状です。

貯水槽:1回/年の清掃が義務付け
- 水道水中の有機物
- 菌の死骸
- 鉄バクテリア
- その他成分
貯水槽からの配管内は、清掃義務が無いため、
錆・ヌメリの確認を内視鏡調査をお勧めしています。
2000年竣工以前の配管材料について

その他管種
- 耐衝撃性硬質塩化ビニル管
- 一般配管用ステンレス鋼管
- 銅管
- ポリブデン管
- ポリエチレン粉体ライニング鋼管
ライオンズマンション平野東
共用:塩化ビニルライニング鋼管(コア内蔵)
専有:耐衝撃性塩化ビニル管




- 管内面に塩ビコーティングを施しており、直管部は錆びないが、継手部の錆隆起が問題。
表面:亜鉛めっき(SGP-VB)
中間:鋼管
内面:硬質塩化ビニル - 左写真配管の継手部に樹脂製の管端コアを取り付けることで、鉄と水の接点を減らし、錆の隆起を抑える。
- 左写真配管の継手にコアを内蔵した継手。鉄部露出面を減らし、錆の隆起を抑える。
- プラスチック製の為、錆の心配がない。(関西)で多く使用されている。
配管劣化(給水管)について
給水管(VLPの場合)
ヌメリが原因となる錆進行
- ヌメリが配管に蓄積
- 水道水中の溶存酸素供給量にばらつき(鉄露出面)
- 電位差が発生
- 錆が進行
※錆進行の原因には様々な要因があります。



綺麗な配管内部

築約20年

塩化ビニールライング鋼管の腐食が発生する管端のネジ切り部
劣化が著しく発生する異種金属接合部(継手部や弁類周辺)では、
直管部の3~5倍のスピードで錆が進行致します。
配管劣化(給湯管)について
給湯管(銅管の場合)




綺麗な配管内部

築約20年

給湯管の錆青を放置しますと劣化が容易に進行し、
ピンホール等の不具合が起き易くなります。